レミオロメン / モラトリアム

drkcs2005-01-13


さあ年明け早々にも今週は聞かねばならないリリースだらけで大変です。100sはびっしり聞き込んでからってことで、まずはレミから。久しぶりのリリースなんでその分期待大だったんですが、それをさらに越える力作。藤巻独特なメロはもちろん健在ですが、アップテンポで疾走する感じはメジャーデビュー前のフェスタやまめ電球といった出世作を思い出させます。ただし単なる焼き直しではないのはアレンジ力というか、構成力。もっと抽象的に言えば説得力か表現力。なんつうか、アーティストとしての「力」を身に付けつつあるんですわ。ま、これまでがメロディメイカー藤巻の才能が突出しすぎてたから、ってのもあるのかもしれないけど、その魅力を十分に色づけできる「バンド」としての力が付いたってことは、こりゃいよいよホンモノだなぁ、って感じがします。c/w2曲も、1曲目はそのまま両A面でも構わないくらいの佳作。さらに2曲目はもう1つのレミの魅力であるミディアムテンポナンバーの壮大感にさらに磨きがかかってます。こんなに力作揃いの上に来月にまたシングル出して再来月にアルバム出すんでしょ。むちゃくちゃ楽しみだなぁ。嬉しくなっちゃう(笑)。ただ、なんか、こういう形での成長を見てるとますますスピッツだよなぁ。「モラトリアム」なんて「宇宙」とか「新世界」とかいう歌詞まで出てきて、もろにハヤブサ時代のスピッツかも。ちょうどスーベニアと一緒に買ってきたんで聞き比べちゃうんだよな(笑)。

ASIN:B0006GB09I