Theatrebrook / 03.04.28 Loft / 03.06.22 LIQUID ROOM

drkcs2003-11-27


先週は散財してしまいましたよ。いくらなんでも出すぎ。おかげで予算の都合上見送ってしまったのは、SCRIPTとエルマロ。給料も出たし今週買おうかな。でも今週はまずはAIRだな(笑)。

てな戯れ言はおいといて、まだまだいきます、アルバムレビュー4日目。シアターブルック初のライブ盤が出る、っていう情報は仕入れてたんで、CD屋で探しました。でもないんだよね。回ること3件目でようやくゲット。で、実物見て、なんで見つからなかったか分かりました。これ、インディーズ盤なんですね。Sonyと契約切れたのかなぁ(謎)。

で、そのとき初めて収録曲知ったんですけど、あれま、初期の曲ばっかりじゃないですか。これにはビミョーさを感じてしまった。何故なら。

確かに2chのシアターブルックのスレとか見てても分かるんだけど、ファンの間ではいまだに初期が支持されてるんですよね。新作が出るたびに(ていうかあんまり出てなかったけど)、「初期は良かったのに」って意見ばっかり。

そういう根っからのシアターファンには、この選曲は、もう言うことなしなんでしょう。かくいう僕も初期にハマったクチですから、この選曲に文句を言うつもりは毛頭ございません。いやーたぶんしみじみ聞いちゃうんだろうなぁ。

でもね、僕はこの日記の初日でも書きましたけど、今のタイジが目指す新しいシアターの音も好きですよ。あの頃の尖った若さはないかもしれないけど、今の暖かいシアターってのも、またひと味あるんですよ。ただのオジサン化した音ではなく、新しい音への探求心はちゃんと顕在してるんです。ただその方向が少し変わっただけ。今のシアターが生み出す音は、むしろ昔よりももろに斬新です。特に、打ち込みデジタルサウンドとタイジの超絶テクニックギターの融合は、今の方がより実験的だし、挑戦的ですよ。そしてタイジ自身も前作発表時にシアターブルックの生まれ変わりだ!と言ってるのに。

なのに何故この選曲なんだろう。

てのが、買ってから家に帰るまでに思った事。長いよ、前置き。>オレ

そして聞いてみて、やっと納得。そうかそういうことだったのね。

つまり、このライブアルバムは、アルバムタイトルのごとく、「今年」の録音なんですよ。そう、今の生まれ変わったシアターが、昔の曲を演ると、こうなるんだよ!俺らの代表曲で、今のシアターを感じてくれよ、っていうメッセージだったんですね。いやー参りました。なんだかんだ言ってもマジでカッコイイです。タイジ。完全に引き込まれちゃいます。あーだこーだ考えてたのがバカらしくなりました。「ありったけの愛」なんてもう泣けます。MCもたっぷり収録の厳選ナンバー。やっぱりライブバンドですね、シアターは。ロックスターはかくあるべく、タイジは確固たる信念を貫いています。

あー、やっぱり無理してでも荒吐に行くんだった(泣)。

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