ゲントウキ / いつものように

drkcs2003-11-25


さて、アルバムレビュー2日目は、少し前に戻って、9月発売のゲントウキのメジャー1stアルバムです。昨日のアジカンはずっと中村祐介さんがジャケのイラストを描いてますが、このゲントウキのジャケイラストもここのところずっと中村さんが描いてらっしゃいます。アジカンの音楽ってなんとなく中村さんのイラストの世界とはまた違った感じがするんですが、このゲントウキはまさにピッタリ。まさにあのイラストの世界なんですよ。

ゲントウキって名前はおそらく幻灯機から来てるんだと思いますが、まさにこのバンド名にふさわしい、めくるめく音の世界が奏でる全12曲。慣れてくると高い中毒性を持つ変わったコード進行、少しジャジーで小粋なピアノ、それを含めポップスを知り尽くした絶妙なアレンジ、そしてその音楽世界を表すのにこれ以上なくぴったりな歌詞の世界。どうしてこの人達が新人なんですか?ってぐらいオリジナリティをもって完成された音楽がこのアルバムに詰め込まれてます。

少し前に僕はどちらかというと少し変わった曲を追い求めてしまう、みたいなことを書きましたが、ゲントウキはそういう意味で僕向きでした。晴れ晴れしい気持ちの時も、少し嫌な気分の時にも、なぜかしっくり来てしまうアルバムです。ゲントウキを知らない方にも是非是非オススメです。

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