YOSHII LOVINSON / TALI

こうやって聞くと、やっぱりイエモンは吉井和哉のバンドだったんだなって思いますね。もちろんバンドサウンドとはちょっと違うんだけど、曲自体はイエモンそのもの。

イエモンって売れ始めた当初はなんとなく個人的にダメだったんですよね。あまりにコードもメロディもシンプルすぎて。ヒネリというものが全くない。ここまで堂々とヒネらないバンドってのもすごいなぁ、と。

ただ、そのうち、ふと気付いたんですよ。曲だけ見たらただの学芸会バンドのはずなのに、なんで売れてるんだろうって。これ、彼らが演らなかったら、きっと売れないだろうなって。てことは、彼らって凄いんじゃない?って。そう思って聞き出したら、ああ、そのシンプルさがイエモンの良さなんだって。別に素直に聞けばいいだけじゃん、って思えるようになって。そのシンプルさを素直に受け入れればいいだけだって思うと聞けるようになってきたんですよ(笑)

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この「TALI」もそうですね。リズムを外さないメロディ。シンプルなコード。スナオにそれに心を委ねてればいいんです。あんまり深く考えない。でも「育子」にはさすがに引っかかるなぁ(笑)