シアターブルック / オレタチ・フューチャー

3年ぶりの発売音源ですね。第一印象は、ダメを通り越して、嫌悪感みたいなものもありました。いや、いまだにシアターブルックといえば、Talismanのイメージが強いんで。たぶん、シアターブルックのファンの約7割がそうだと思うんですけど。

かなりのアーティストの場合、最初が一番いいわけで、その最初を越えられる楽曲がなかなか出せないって、ありますよね。つまりは才能ってことなんですが。

でも、そういう観点からこの曲聞いてると、決してタイジに才能がないとは思えないんですよね。
いや、前からそんなこと思ったこともないんです。

てーことは、単にタイジが昔のような楽曲作りを望んでない、オレがやりたいのはこういう曲なんだ、って言ってるんだ、って思えてきたら、なんか急にヨくなってきちゃいました(笑)。

「前向き」ですよね。先日出たニューアルバムもそうだけど。昔のタイジのあの男臭いカッコよさは素敵だったけど、もっと地に足のついた、自分に正直な、ファッションではない、そういうカッコよさなんだって気付いてしまった。

こういう風に変われるアーティストって貴重だと思う。あとはファンがそれを受け入れられるかどうかだ(笑)。

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