スネオヘアー / 東京ビバーク
とうとうアルバムレビューも連続7日目。やればできんじゃん>オレ これはミニアルバムというか企画盤というか、そんな感じ。
新潟出身渡辺健二君の季節到来!本当の冬ってのはこうなんだぁ!って聞こえてきそうな気がしました。
ここのところシングルではキャッチーでビートのきいた曲が続いてたんですけど、実はこれこそスネオヘアーの真骨頂。しっとりと力強くそして丁寧に作り込まれた傑作揃い。特に「冬の翼」は大傑作。壮大です。小沢健二でいうところの「天使たちのシーン」かな。あ、単に長いっていう意味じゃありません(笑)。代表曲ってのともちょっと違うんですよね。そのアーティストの本質をずばりついた作品ってことです。
何気ない言葉の羅列の中に、行間に、見え隠れする本音。詞のレベルもむちゃくちゃ高いです。文学的ってほどじゃないんだけど、哲学的なのかなぁ。そんなたいそうな表現は全く似合わないんだけど。中村一義やスガシカオなんかがそれぞれ持ってるような「何か」をスネオヘアーもひしひしと感じさせてくれます。