GRAPEVINE / ぼくらなら

drkcs2003-11-07


はやくも復帰2作目ですね。またもミディアムテンポなラブソング。でも前作よりもバインっぽい感じがしていい感じです。

ただ、僕にとってバインっていうと、デビュー当時のバインがわりと好きだったんで、最近のバインはなんか物足りないんですよね。何が違うのかよく分からないんですけど、なんていうか、尖った感じがなくなったのかなぁ。「白日」や「スロウ」「光について」なんかには、見た目は今にも折れそうなんだけど、実はすごく固い針みたいな感じがあってそれがたまに背筋をそっと撫でるような気がしたもんです。それが音楽的には何だったのか今はよく思い出せないんですけどね(笑)。

でも今のバインの曲を聞いてると、それとは全く逆で、すごく「暖かい」ですよね。今回の曲も「冬」の曲なんだけど、すごく寒い冬の中に生まれる人の温もりみたいなものを表現してて、それはそれですごくいいんだけど、うーん、バインも大人になったなぁ、って思ってしまいます。それはいい事とか悪い事とかそういう問題で捉えちゃいけないんでしょうね。

あと個人的には2曲目のSabbathがかなり良かったです。聞いてるだけだと何言ってるのかよくわかんないんだけど(笑)。このヘヴィ感は尖った感じとはまた違うんだけど、「バインってやっぱこうでなきゃ」ってなんとなく感じました。

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