岩瀬敬吾 / レディオステレオ
さて、精力的にシングルリリースを重ねてる敬吾君の新譜です。今回も彼らしい抑揚をあえて抑えたメロディと淡々とした語り口な感じがとてもいい感じに仕上がってますね。
前回シングルのときの日記に「２人組の解散 → スパイラルライフを思い出す」と書きましたが、今回の曲を聞いていて、それだけの理由でスパイラルライフを想像したんじゃないって分かりました。実は彼の目指す音楽って、かなりスパイラルライフに近いところにあるような気がします。かなり影響を受けてるんではないかと。特にメロディセンスかな。
ただ、だからといって音楽的に真似ているわけでは決してなく、１９の頃から発揮していた彼独特のメロディセンスがさらに磨きがかかって結果的に(車谷的な)スパイラルっぽくなってる気がします。
でも、決定的に違うのは、アレンジと声質。なんていうか、ロックなんだけど、音使いが素朴というか、アコースティックさをうまく残してるところは、スパイラルっぽくないんですよね。
でも、そういえば１ｓｔシングルのプロデュースって小吉でしたね。てことは、あれは実はもろスパイラルを目指していたのでしょうか。否。あのアレンジも小吉っぽくないんですよね。
