くるり / ハイウェイ

前にくるりを取り上げた時、くるりも聞こう、と決めたので、買って参りました(笑)。

いやー、この曲はかなり好みです。ドライブソングってゆーと、アクセル全開な高揚感溢れるリズム、ってなのをすぐ想像してしまうんですけど(笑)、こんなミディアムテンポなドライブってのもいいじゃないですか。
前も後ろも車が見えないような、真っ昼間の3ケタ国道の田舎道を、これ聞きながら走りたいですね。あと、夜になっての帰り道は、CARSのDRIVEだな(笑)。
これ聞いてると、音楽に何を求めるかってのを考えてしまいます。僕は得てして「カッコヨサ」と「ノリ」と「ココチヨサ」を求めがちです。といってもこういうのはあくまで主観的価値であって、何に「カッコヨサ」を感じるのか、何を「ココチヨイ」と思うのかなんて、人それぞれなわけです。僕の場合、「カッコヨサ」と「ココチヨサ」ってのがどうも逆のベクトルをもっていて、一般的に言って心地よくない曲ほど、何故か格好いいと思ってしまう癖があるんです。へんてこりんなコード使ってたり、よく変調したり、派手なアレンジしてあったり、まぁなんていうか、カラオケではすごく歌いにくいような曲。そういう曲を「カッコイイ」って思っちゃうんですよ。で、そういう曲を聴き続けてると、ちょっと変な曲でも変には聞こえなくなってしまって、さらに変な曲を求めてしまう、という悪循環に陥ります(笑)。
で、そういう時のリハビリこそが「ココチヨイ」曲になります。くるりを聞いてると、僕にはかなりリハビリになります。なんていうか、抑揚を極限まで押さえ込んだ中で素朴に語られるメロディ展開。見せつけられる音楽ではなく、ただ音に体を委ねてればいいような音楽。僕にとっての「癒し系」なのかもしれません。

ASIN:B0000DG466